亜鉛を含む食品
亜鉛を含む食品に対する関心が高まっているようです。
亜鉛というと「鉛」という文字が入っているためか体に有害なのではないか、と思う人もいるかもしれません。しかし亜鉛は健康維持に不可欠な重要な栄養素なのです。亜鉛には体内にもたらすさまざまな効果があります。
主なものだけでも酵素の組成、細胞分裂への働きかけ、コラーゲンの生成への影響、味覚機能の維持、抗酸化作用、生殖機能の維持・回復、アルコール代謝の向上、細胞分裂の促進、免疫機能の向上、血糖値の維持などが挙げられます。どれも健康維持に欠かせない効果ばかりです。とくにコラーゲンの生成への影響、抗酸化作用などは美容・美肌に欠かせないものであり、女性の間で亜鉛への関心が高まっているのです。また亜鉛が不足するとストレス社会の中で若くして生殖機能に異常をきたしてしまう男性が増えていることも亜鉛の重要性を高めています。レトルト食品やジャンクフード摂取の日常化による味覚障害に対する効果も見逃せません。
このように、亜鉛の不足は現代社会ならではの問題や関心に適応する成分として注目を集めているのです。そのため、亜鉛を含むの食品への関心も高まっている状況です。
亜鉛不足に含有量の高い食品を
亜鉛不足に含有量の高い食品をといわれて多くの人が連想するのはおそらく「カキ」でしょう。カキには100g中にじつに13.2㎎もの亜鉛が含まれており、1日の必要量10mg前後が推奨されている亜鉛の摂取に適した食品として知られています。
ほかにも亜鉛を含む食品にはさまざまなものが知られています。肉類や魚介類に多く、含有量の多いものとしては「からすみ」、豚の肝臓、牛肩のロース、牛のもも肉などがまず挙げられます。ほかにもゴマやアーモンドといった種実類にも多く含まれており、また小麦胚芽にはカキをも上回る100gに対して15.9㎎もの含有量があります。チーズも高い含有量で知られています。
これら亜鉛を多く含む食品を摂取することで不足気味の亜鉛を補うことができます。
また、ただ含有量の多い亜鉛の食品を食べるだけでは中途半端です。亜鉛は吸収率があまり高くないことで知られており、せっかく摂取してもそのまま排出されてしまうことも多くなっています。そのため、いかに吸収を促し、栄養にするかも大事になってきます。
亜鉛の吸収率は動物性たんぱく質、クエン酸、ビタミンCなどで高まります。一方、食物繊維やタンニン、フィチン酸などと同時に摂取すると逆に吸収が阻害されてしまいます。緑黄色野菜を摂取する際には注意が必要になるでしょう。
このように、亜鉛を多く含む食品と、吸収を高める食べ合わせの両方をチェックして効率よく亜鉛を体内に取り込みたいものです。
亜鉛を多く含んだ食品を選択して、毎日の食事で過不足なく必要量を補えるような食生活を心掛けましょう。
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